ネット銀行の種類

前述の通り、ネット銀行には通帳がありません。ネット銀行での取引状況は管理画面で確認します。確認できる内容はネット銀行ごとに設定されており、利用しているネット銀行によって、取引明細書を申し込むことで郵送してもらえることもあります。(手数料が必要なケースもあります)
ネット銀行すべてに通帳がないということでもなく、どのようなネット銀行であるかで違ってきます。ネット銀行というのは大きく3つに分けられます。
「都市銀行・地方銀行・ゆうちょ銀行が運営」、「銀行運営のインターネット取引専用支店」、「インターネット専業銀行」ということで、厳密には「インターネット専業銀行」が本当のネット銀行ということかもしれません。
具体的に言うと、ひとつ目は、三菱東京UFJ銀行の「三菱東京UFJダイレクト」や、みずほ銀行「みずほダイレクト」、ゆうちょ銀行「ゆうちょダイレクト」などとなります。申込みをすれば窓口、ATM以外にPCやスマホのネットでも取引が可能で、実店舗との併用となります。つまり通帳も発行されるケースが殆どです。
次の「インターネット取引専用支店」ですが、これを運営しているのは地方銀行が多く、スルガ銀行「ダイレクトバンク支店」などがそうです。
「インターネット専業銀行」は、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などです。実際の店舗もなく、取引はインターネットのみで行うので、当然通帳も発行されません。通帳がなくても充分に便利ですし、逆に通帳記入の手間が省けるというメリットがあります。多忙な中で、通帳記入のためだけにATMへ行くのも結構大変です。
ネット銀行なら、ログインすれば、いつでもどこでも取引状況が確認できます。こうしたことからネット銀行利用者が増えているのです。